『ディアウォール』って何? 壁一面の本棚・収納をDIYする方法まとめ
2016年、ブレイクを予感させるインテリアアイテム『ディアウォール』。
最近も、以下のエントリーが話題になったばかりですね。
【賃貸DIYブログ】ディアウォールで柱を立てて壁一面にテレビ台&棚を設置。
インテリアファンやDIYerのあいだでは、少し前から注目を集めていたこのアイテム。改めてどういったアイテムなのか、購入方法やその使い方などをまとめてみました。
ディアウォールとは?
ディアウォールは、若井産業株式会社が製造・販売するDIYグッズです。
その特徴は、壁に穴をあけることなく手軽に『壁一面の収納』が作れること。ディアウォールが賃貸の救世主と呼ばれるのも、そこに理由があります。
男女問わず誰でも簡単に組み立てられる便利さもあり、DIY初心者から賃貸カスタマイズ・プチリフォームのプロまで、様々な方が活用しているようです。
どこで売ってる?
お近くのホームセンター等で、木材と一緒に購入可能です。
Amazonなどの通販でも購入することができますので、カット木材をネット販売しているお店と組み合わせて利用するのがおすすめです。
ディアウォールの使い方
特に説明の必要がないほど、ディアウォールの組み立ては簡単です。まずはひとつ、お部屋に「柱」を作ってみましょう。
『柱』を作る
用意するのはディアウォール本体1パックと、お部屋の高さに合わせてカットしたツーバイフォー木材。
いわゆる「突っ張り棒」のような形で、フック収納(引っかけ収納)用の「柱」をディアウォールで作ってしまうというわけです。
好き勝手に穴が空けられる(画鋲や釘、ネジが刺せる)柱や壁があると、床やテーブルなどの水平面だけでなく「垂直面」も収納スペースとして使えて非常に便利。
コートハンガーやカバン掛けとして、玄関やリビング、寝室などあらゆる場所にちょっとした整理スペースを作ることができます。
『棚』を作る
単なる「引っかけ収納」でしたら、市販の突っ張り棒(ポール)でも代用可能。ディアウォールの真骨頂は、さらに「棚」を作ることができる拡張パーツがあることです。
向かい合わせた二本の『柱』にパーツを取り付け、同じくカットした棚材を乗せるだけで、あっという間に壁面収納の完成です。
奥行き90ミリ(9センチ)と細めですが、文庫本などもしっかり並べられる厚さ。逆に奥行きがないことで、圧迫感のない薄型収納のメリットを最大限活かすことができます。
注意点
棚受パーツの耐荷重は5kg。テレビなどの大きな家電を置くには、補強用の柱を足すなどちょっと工夫が必要かもしれません。
本棚として使う場合も、あまり一枚の棚板に多くの本を詰め込むのではなく、複数組み合わせて上手にアレンジしてみましょう。
また、材料の選び方にも注意が必要。「ツーバイフォー(2×4)」というのは木材の規格にすぎず、代表的なSPFをはじめとして様々な木種が存在します。
それぞれ強度や木肌などに特徴があるので、用途に合った木材を選ぶようにしましょう。
いろいろ使えるアレンジテクニック
柱と棚、というシンプルな組み合わせなので、その活用法は無限大。
収納用途としてだけでなく、アートフレームや写真を飾ってディスプレイコーナーを作ったり、部屋を緩やかに仕切る収納兼パーティションなどにも使えます。
ほかにもネットを探せば、ディアウォールを使った素敵なインテリアアレンジ例の写真が、沢山アップされています。
また、若井産業さんのホームページで『ディアウォール創作コンテスト』なども開催されているようです。
第3回ディアウォール創作コンテスト | 若井産業株式会社 HI営業部
本格的なDIYはちょっと・・・と尻込みしていたインテリア男子・女子の皆さんも、ぜひこの機会に「自分だけのインテリアを作る」経験を味わってみてはいかがでしょうか?